文部科学省

 私達私立幼稚園は、文部科学省の管轄である。ところが、どう考えても、子どもたちのことを考えた施政は行われない。文部科学省は何を考えているのかさっぱり理解できない。保育学会に出席しても、えらい先生達がいろいろと提案してくれる。しかし、なるほどと思うことはほんのわずかである。「そうだ!」とは思うが、「でも、違う!」のである。

 そこで提案であるが、文部科学省の職員は、保育園・幼稚園など、教育の現場を10年以上経験した人しかなれないとしたらどうであろうか。もっともっと現場を理解した子ども達のための行政ができるようになるのではないだろうか。。大学の教授にしても同じである。理想や理屈はそうであっても、現場では一切通用しないのである。

 教育改革したからといって、実際は何も変わらないのである。変わるとすれば、それは公立の教育機関だけである。指導要領が変わったからといって、いったい何が変わったであろうか。変わっていないことすら文部科学省は知らないのではないだろうか。文部科学省や大学教授を取り巻く人達が、変わった変わったと言ったところで、日本のほとんどの私立幼稚園は、何も変わっていないのである。

 もう、いいかげんにして欲しい。学力だの、暴力だの、非行などと言葉づらだけの改革よりも、この子らに、心のやさしさを育む教育行政をして欲しい。

 と、文部科学省の現場を知らない私が願うのは、間違いであろうか。ゴメンナサイ。