かまれたあなたが悪い

 よくある苦情で、「かまれた」「ぶたれた」ということがあります。私たちは先生で大人ですから、「申し訳ありません。目が届きませんで」とあやまりますが、「かまれた」「ぶたれた」の8割はその子が悪い場合が多々あります。私たちが謝るのは、「かむ」「ぶつ」の行動を事前に止められなかったことへの陳謝であり、「かんだ」「ぶった」ことへの直接の陳謝ではありません。私たち大人が犬にかまれたことを想像して下さい。犬は何もしなければかんだりしません。犬は嫌なことをされたからかんだのです。子どもたちの「かまれた」「ぶたれた」の一連の事実は、自分勝手、自分本位の行動が、相手から自己防衛で「かまれる」「ふぶたれる」がほとんどです。では2割についてですが、おせっかいのしすぎ、世話のやきすぎです。このことについては同情の余地はあるのですが、言葉で自分の意志を十分に伝えることができない子どもたちのことです。「かむ」「ぶつ」の直截な行動で自分を守ります。

 「ジコチュウ」はかまれます。早く心が成長してお互い「ご一緒」「仲良く」しましょう。2学期においては「かまれた」「ぶたれた」はなくなります。