人類がくりを食うようになったのは意外と最近の事であるという説がある。
この説によると最初にくりを発見した人間がイガからその中味を取り出そうとしたところ、イガのトゲが何本も手に刺さってしまい、どうしたらいいものかと考え、手より皮膚の固い足ならば大丈夫なのではと思い、両足でイガの割れている部分を踏み押さえてその中味を取り出そうとしたところ、イガのトゲが何本も何本も足に刺さってしまい、どうしたらいいものかと考え、足にワラを何重にも巻つけた上で、その足でイガの割れている部分を踏み押さえてその中味を取り出そうとしたところ、イガは無情にもワラを貫通し、イガのトゲが何十本も足に刺さってしまい、大変痛い思いをした。
どうしたらいいものかと考えた末、次の事に気付いた。イガを押さえている部分と、足の部分を離してしまえば良いのだ。
今度はワラを円形に編み上げ、その中央に足を乗せ、ヘリの部分でイガをこじ開けようとしたのだが、足の力がワラのヘリまでは伝わらず、イガがワラに刺さってくっつくだけで、くりの中味を取り出すには至らなかった。
やはりワラではダメであると思い、今度は木の長い板を足にくくり付け、ちょっとこわいので板は長めにして、その板の先端でくりのイガをこじ開けようとした。しかしこの板を付けていると歩きにくいので先端を曲げたりもしてみたらしい。
こんな事をやっているうちに秋が終わり冬になり、雪の積もった日にこの円形のワラと木の板を足に付けてみたところ、以外に都合の良いことを発見し、これが後の、かんじきとスキーになったと言われているが本当だろうか?
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